初春
言葉は遠くまで
届くもの、その力があって
するすると出てくるそれによって
考えをも加速させてくれるような。
それでも言葉に ときにとても狭い世界に
閉じ込められるような窮屈さに襲われて
なにもかも振り払いたくなる衝動はやってくる。
生み出すもの、それには本当はなにも言いたくない。
なまえがつけられない ということを
そのまま伝えるものとして、この菓を。
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2025年2月
あたらしい土地に、美しい景色がたくさん。
蕗の薹、まだかな。
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2025年2月6日
立春、
ちいさく芽吹く木々を生けていただく。
日に日にほころぶ、
鶯神楽、ドウダンツツジ。
2025年2月23日