初春


言葉は遠くまで
届くもの、その力があって
するすると出てくるそれによって
考えをも加速させてくれるような。

それでも言葉に ときにとても狭い世界に
閉じ込められるような窮屈さに襲われて
なにもかも振り払いたくなる衝動はやってくる。

生み出すもの、それには本当はなにも言いたくない。
なまえがつけられない ということを
そのまま伝えるものとして、この菓を。














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2025年2月

あたらしい土地に、美しい景色がたくさん。

蕗の薹、まだかな。


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2025年2月6日

立春、

ちいさく芽吹く木々を生けていただく。

日に日にほころぶ、

鶯神楽、ドウダンツツジ。


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2025年2月23日






さざんかおちた


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蕗の薹、探しかたを教わる

空気をたくさんとりこむ

花粉症だからちょっとびくびくしながら

空気を吸う。


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2025年2月25日

スナップえんどうのつる、
瑞々しくて柔らかくて、あおい。
まだまだ知らない、やさいのこと。



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2025年2月26日



自分のためにご飯をつくることが苦手だ。

いつのまにか。

今日は珍しく家にいて、珍しく二食つくる。

昼は蕎麦を茹でて、夜はオイル蒸しと味噌汁。青い野菜をたくさんに。

あたたかいものを食べると、こんなに体温が上がるのだということを感じながら。