四月
2025年4月2日
みえない
ジュニパーベリーと生姜の香りに
松の香りを隠したはじまり
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春の端境期、野菜はどんどん少なくなっていく。最後には花を咲かせて種になろうとする。その姿を見ていると、一瞬一瞬を大切にお皿に映したいと思う。
たべるひとに、この畑を伝えたいと思う。
花の味に野菜の個性が出ていてそれだけでたのしい。
今年も、野草や花や山菜の季節です。
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2025年4月4日
メニュー替えを無事終えて、諸々終わらせて隙間で映画を観に行く。
後ろの席のひとが、たくさん食べものや飲みものを買って、じゅるじゅる泣いて、映画館を大満喫していて。
ちょっと集中できないかなと思っていたのだけど、途中からなんだかその物音にしあわせな気持ちが湧いてきた不思議な時間。
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2025年4月7日
桃農家さんが摘ませてくださった桃の花
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2025年4月10日
10年ほど住んだ場所を今月離れる。
この家でいろんな時間があって、お店をはじめることができて続けることができたと思う。近くてとても便利だったし自転車で駆け回るのが楽しかった。
いまは毎日荷物が減っていって部屋の姿が変わっていって不意にとっても寂しい気持ちがやってくる。
ほんのりとした悲しみも抱えつつ、これからは心がのびのびとできる場所へ。